スマートフォン決済サービス「PayPay」を手がけるPayPayは8月23日、同日13時14分ごろから、一部のユーザーでサービスが利用できない状態だとして注意喚起した。
原因として、アマゾンが展開するクラウドコンピューティングサービス「Aamazon Web Services(AWS)」で障害が発生したためと説明している。これにより、PayPayでの支払い、残高へのチャージ、残高の送金、受金機能が利用できなくなっているほか、「あなたの残高」と「支払い履歴」の反映に遅延が生じているという。
なお、障害は一部のユーザーに限られるとしているものの、どの程度のユーザー数が対象で、どのエリアで発生しているのか、アマゾン側から十分な情報開示がないため引き続き調査中という。復旧時期についても、AWSの復旧状況と連動するため、正確な見通しは不明としている。
クラウドコンピューティングで圧倒的なシェアを誇るAWSの障害はさまざまなウェブサービスに影響を及ぼしており、クラウド人事労務サービス「SmartHR」や、日本郵便の「クリックポスト」、シェアサイクルの「ドコモバイクシェア」、仮想通貨取引所「DMM bitcoin」のほか、「アズールレーン」や「アイドルマスター SideM LIVE ON ST@GE!」といった数多くのソーシャルゲームなどで影響が出ている。
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