ハイブランドリセールプラットフォーム「RECLO(リクロ)」を運営するアクティブソナーは8月22日、中国最大級の金融・産業コングロマリットである「CITIC Group(中信集団)」に属するCITIC Capital Holdingsをはじめ、SBIインベストメント、SBI証券、みずほ銀行などから総額約36億円の第三者割当増資および、融資を実施したと発表した。今回の資金調達は、主にグローバルリユース事業への本格的な挑戦を目的としているという。
RECLOは、高級ブランド品を対象とした、ブランド品を売りたい人と買いたい人それぞれのクローゼットをシェアしあうリセールプラットフォーム。不要になったブランド品を預けるだけで、専属鑑定士による商品の査定・値付けから出品、取引成立後の入金確認、配送までを同サービスが担当する。
2016年10月に開始した中国版RECLOの提供を皮切りに、現在は世界約200カ国以上で多言語かつ併売可能な販売ネットワークが構築されており、RECLOの売上は年率2倍の伸長、海外売上比率は全体の5割を超えるまでに成長しているという。特に中国における売上の拡大が堅調で、すでに海外売上の約7割を占めているという。
中国の新品ラグジュアリー市場は、2017年に7000億元(約11兆円)を突破。グローバル市場全体の約32%を占めるまでに広がりをみせている一方で、中古ラグジュアリー市場は、新品ラグジュアリー市場全体の1.4%と小規模だと説明。先進国では、20%以上の中古販売比率を占めていることから、同社では中国における中古ラグジュアリー市場は拡大するポテンシャルを秘めていると考え、中国展開を加速させているという。
2018年には、中国・上海で現地法人を設立。2019年後期からは、中国を拠点にブランド品の販売のみならず、収集活動も開始していく予定。今後は、世界中でブランド品の販売・収集を展開し、グローバルリセールプラットフォームの構築を目指すとしている。
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