Microsoftは米国時間8月20日、刷新された「Microsoft Edge」ブラウザーの最初のベータ版をリリースしたと発表した。また、数カ月後のメインストリームを対象としたリリースに向け、バグの除去に手を貸してくれる人を募集している。この新たなEdgeは、Googleのオープンソースのブラウザー開発プロジェクト「Chromium」をベースに構築されている。この新しいEdgeのベータ版は、「Windows 7」や「Windows 10」、「macOS」で利用できる。
これまでは、比較的粗削りなビルドである「Canary」版と「Dev」(開発者向け)版がリリースされていた。これらは、最新の変更が頻繁に反映されるものの、テストが不十分なビルドとなっている。
Windowsなどを担当するコーポレートバイスプレジデントのJoe Belfiore氏は「より大規模なオーディエンスを迎え入れる準備が整った」と述べ、「ブラウザーの出来栄えに関するデータが欲しいと考えている。より幅広いオーディエンスを迎え入れることで、品質の向上につながる」と続けた。
新しいEdgeのベータ版は「Microsoft Edge Insider」のサイトでダウンロードできる。
これまでに、100万を超えるプレビュービルドのダウンロードがあったとBelfiore氏は述べている。
またBelfiore氏は、「新しいMicrosoft Edgeブラウザーに対する当社のアプローチは、ユーザーのデータはユーザーのものであり、ユーザーにはデータがどのように利用されているかを把握する権利があるとの考えを示している」と説明した。
またMicrosoftは、企業に新たなEdgeを試用してもらうための取り組みにも力を入れている。
Edgeの新たな「Collection」(コレクション)機能を用いることで、ユーザーはブラウザーの多くのタブをまたがって存在するテキストやリンクなどの情報を一元管理できるようになる。Collectionsは5月に発表された。Betaチャネルには数カ月中に提供され、現在Canaryチャネルでテスト向けに利用できるようになっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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