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天井から体を吊すVR対応システム「Weightless VR」--立体機動装置を再現可能かも

 仮想現実(VR)ゲームをプレイする場合、VRゴーグルを使って視覚と聴覚だけでなく、体全体でゲームの世界に入り込めると楽しさが増す。そこで、歩く動作をVR空間の移動操作に反映させる全方向トレッドミル(ODT)と違い、ジャンプや宙返りのできるVRシステム「Weightless VR」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。

ジャンプや宙返りが楽しめる(出典:Kickstarter)
ジャンプや宙返りが楽しめる(出典:Kickstarter)

 Weightless VRは、天井に伸縮性のあるロープを取り付け、それに体をつなげ、吊られた状態で使用する。床をけって前方や上方向にジャンプしたり、後方に思い切り倒れたり、その場で宙返り前転や後転をしたりしても、ロープが定位置に体を戻してくれるので安全だ。

天井に取り付けたロープを装着(出典:Kickstarter)
天井に取り付けたロープを装着(出典:Kickstarter)

 今までにない動きをしながらVRゲームをプレイするので、水に飛び込むような動作、映画「マトリックス」で主人公のネオが銃弾をのけ反って避ける動作などがイメージできるという。さらに、「進撃の巨人」に登場する立体機動装置の動作も再現可能かもしれない。

多彩な動きに対応(出典:Kickstarter)
多彩な動きに対応(出典:Kickstarter)

 以前紹介したサンダル型歩行VRデバイス「Cybershoes」や、下半身の動きを入力できるVRデバイス「WalkOVR」のようなものを組み合わせると、さらに複雑な動作が可能になる。

 天井までの高さが、7フィートから15フィート(約2.1mから4.6m)で使えるが、もっと高さのある場所でも使用可能という。使わないときには、小さくまとめて片付けておける。

 Kickstarterでの支援受付期間は日本時間9月29日まで。目標金額の3万ドル(約316万円)に対し、記事執筆時点(日本時間8月13日14時30分)で4850ドル(約約51万円)の資金を集めている。キャンペーン期間はあと46日ある。

Weightless VRの紹介ビデオ(出典:Kickstarter)


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