三井不動産は8月6日、三井共同建設コンサルタント、センスウェイ、柏の葉アーバンデザインセンターとともに、柏の葉エリア広域にIoTセンサーを設置し、気温・湿度データを蓄積・分析することで、熱中症対策や見守りなどの住民サービスの創出につなげると発表した。設置は8月7日までに完了する予定。
これは、地域でIoTの普及、および活用を目指す「柏の葉IoTビジネス共創ラボ」の環境ワーキンググループのプロジェクトとして取り組むもの。柏の葉エリアの約4平方キロメートルの範囲に、気温・湿度を観測するIoTセンサーを、約500メートル間隔に24カ所設置するほか、学校、病院、商業施設などの重点施設に4カ所、合計28カ所に設置し、気温・湿度の計測把握を行う。
計測したデータをもとに、街の緑化箇所の増設や、噴水、水景施設の活用など、効率的なヒートアイランド対策を、街づくりの観点から検討。各拠点の温度・湿度データは、子どもの屋外活動や登下校時に、水分補給のアナウンス等、リアルタイムの通知を行うなど、データ活用方法も検討する。
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