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「SAO」10周年記念展示イベントが開幕--ソニーの最先端技術で表現した世界を体感

佐藤和也 (編集部)2019年08月05日 16時54分
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 「ソードアート・オンライン -エクスクロニクル-」会場外観
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 「ソードアート・オンライン -エクスクロニクル-」会場外観

 秋葉原UDXのアキバ・スクエアにて、小説「ソードアート・オンライン」(SAO)の刊行10周年記念となる体験型展示イベント「ソードアート・オンライン -エクスクロニクル-」が8月4日に開幕。その前日となる8月3日に内覧会が行われた。

 SAOは、川原礫氏による電撃文庫の小説。次世代VRMMO「ソードアート・オンライン」を舞台に、主人公・キリトの活躍を描いたアインクラッド編を皮切りにシリーズ展開。キャラクターが織りなす人間模様もさることながら、VRやAR、AIをはじめとする最新技術が進化、発展した近未来の姿を描いているのも特徴となっている。

 ここでは、研究開発機構「ラース」をモチーフに、来場者をSAOの世界にいざなう特別な映像体験や、SAOシリーズ発展の歴史をたどる展示が行われている。また、ソニーが最先端技術で協力しており、AIやモーションキャプチャー、立体空間表示などのAR、VR技術を用いて、SAOの世界に没入して楽しめる複数の体験型展示ブースも展開している。期間は8月18日までで、会場販売の通常入場券(当日券)は1500円(税込)。

 会場では、音声ガイドが有料でレンタル可能。「Sound AR版」(税込1000円)と「通常版」(税込500円)が用意されており、作中で総務省通信ネットワーク内仮想空間管理課職員として登場する菊岡誠二郎を始め、さまざまなキャラクターの声がSAO世界におけるAR やVRの歩みなどをガイドする。Sound AR版では、ソニーのR&Dセンターが開発した独自の音響技術を活用した聴覚向けARにより、キャラクターがまるで隣にいるかのような体験が味わえるという。筆者も体験したが、オープンイヤーステレオヘッドセットということもあり、周囲の音をよく聞こえる状態でキャラクターの声が聞こえるのは新鮮に感じられたところだ。

 展示は4つのゾーンに分かれており、冒頭の「EX-REALITY -Welcome to RATH-」では、仮想世界に入るようなゲート、そしてSAOにおけるキーワードが映像とともに表示されるトンネルを抜けると、ラースの研究室を模した「ラース・コンソール」も展示。

 そして、来場者から事前に収集した対話データを独自のアルゴリズムで解析し、作成したコピーAIと、作中に登場するキャラクター「アリス」のAIが会話をするという展示も用意されている。アリスの会話音声には、ソニーモバイルが開発したディープラーニングを用いた音声合成が活用されているという。

 続く「EX-VIRTUAL THEATER -Dive into AINCRAD-」では、四方を囲む巨大スクリーンによって、SAOシリーズの名場面や名セリフをまとめた映像を上映。平面では得られない奥行も感じられるような臨場感に加え、巨大な敵を見上げてしまうような場面では、SAOのプレーヤーにもなっているかのような気分も味わえるような映像体験となっていた。

 「EX-CHRONICLE -Birth of the Death Game-」では、川原氏へのロングインタビューに基づいた、SAOシリーズをゲームマスターの視点で振り返る企画展。さまざまな設定資料やキャラクターの実寸大パネル、ナーヴギアといったアイテムから、さまざまな剣や銃などの武器などが多数並んでいた。また音声ガイドを利用していれば、川原氏やスタッフによる解説または、キャラクターたちによる解説音声を聞きながら鑑賞することができる。

 またここでは、「MEETING YUI’s Heart」と題した、立体空間を表現する映像技術を活用した展示も用意。キリトがアイテム化したキャラクターのユイを解凍して再会するシーンをモチーフに、体験者の目からは空間に浮かんだように見えるメニュー画面を操作。そしてユイが目の前に存在しているように見えたり、目が合うような体験が味わえるものとなっていた。

 ラストの「EX-STORE -The treasure market-」では、SAOアリシゼーションを中心に新規に企画制作された70点超のグッズ展示や物販エリアとなっている。

 このほかモーションキャプチャー技術を活用した「ソードスキル・チャレンジ」も関係者向けに公開。6つの小型軽量センサーを装着するだけで全身の動きをとらえる独自のモーションキャプチャー技術を活用し、現実の動きを手軽に仮想空間に反映。体験者がキリトや相棒のユージオになりきり、自身の体の動きを使ってリアルタイムに「ソードスキル」を発動。次々に侵攻してくる敵のゴブリンを討伐していく内容となっている。

 筆者も体験したが、センサーは腕時計タイプやズボンなどのベルト、カチューシャ風といった軽量なものであり、それでも精度高く反映されていたことに驚いた。腕を振る形で仮想空間では剣を振るのだが、そういった動きにも支障はなく、身軽に動きながらゴブリンを討伐していくのは爽快に感じられた。

 なおソードスキル・チャレンジは事前抽選制で、申し込みはすでに締め切られている。開催は8月12~18日で、イベント会場前のデッキにて展示される予定となっている。

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