モバイル端末「BlackBerry」や電子書籍リーダー「Kindle Keyboard」など、ハードウェアキーボード付きのガジェットが操作感と見た目の両面で好きだ。しかし、そうしたデバイスはコストが高くなるうえ、小型化や軽量化、薄型化、大画面化にどうしても不利なため、選択肢は限られる。
そこで、キーボード好きのガジェットファンに、現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中のスマートフォン「Titan」を紹介しよう。
Titanは、4.5インチ(1440×1440ピクセル表示)のタッチ対応画面の下にQWERTYキーボードが設けられたAndroidスマートフォン。かつて大人気だったBlackBerryを彷彿とさせるデザインだ。ハードウェアキーボード付きのデバイスは製造コストが高くなってしまうが、手のひらサイズのスマートフォン「Atom」を世に送り出した実績のあるUnihertzが取り組んでいるプロジェクトなので、実現性は高い。
一般のスマートフォンと同じ画面タッチ操作に加え、キーボードから入力できる。さらに、キーボードに指を触れさせて動かすジェスチャーで、スクロールなどの操作もできる。キーボードにはバックライトが内蔵されており、暗いところでも入力しやすい。
IP67相当の防水性と防じん性を備え、衝撃にも強いという。側面のボタンには、カメラのシャッターなどさまざまな機能が割り当てられる。このボタンにトランシーバー機能を設定しておくと、アウトドア活動などの際に便利だろう。指紋認証と顔認証にも対応している。
SIMロックフリー端末であり、世界各地のLTEネットワークに対応。Titanのキャンペーンページにある画像には、NTTドコモとソフトバンクのロゴが掲載されている。デュアルSIM機だが、スロットにSIMカードを2枚入れられるほか、SIMカードを1枚だけにして、micro SDカードをセットする使い方も選べる。
バッテリ容量は6000mAh。USB Type-C(USB-C)ポートからの充電と、ワイヤレス充電が可能。そのほかの主な仕様は以下のとおり。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間8月29日まで。記事執筆時点(日本時間8月1日13時)でキャンペーン期間は28日残っているが、すでに目標金額10万ドル(約1092万円)の5倍近い約49万6000ドル(約5417万円)の資金を集めている。
Titanの紹介ビデオ(出典:Kickstarter)
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果