VISITS Technologiesは7月25日、未来創生2号ファンド、電通、第一生命保険、グローブアドバイザーズ、パーソルホールディングス、シニフィアンおよび、複数の個人投資家から総額約22億円を調達したと発表した。累計調達額は約36億円になる。
今回の資金調達により、特許技術でもあるコンセンサス・インテリジェンス技術(CI技術)のさらなる研究開発や、CI技術の社会実装を加速させるとしている。
コンセンサス・インテリジェンス技術とは、独自の合意形成アルゴリズムにより、AIでは解決不可能な教師データのない「定性的な価値」を定量化する技術。これにより、これまで定量化できなかった人の創造性やセンスといった「感覚的資産」を全て客観的に定量化。ブロックチェーン技術と組み合わせて流通させることで、新たな価値経済を創造するとしている。
また、これまでの研究活動で蓄積した知見の共有の場、さらなる研究活動の場として、官公庁および大手約60社が参加する「イノベーションテック・コンソーシアム」(4月設立)を通じて、CI技術を活用したイノベーション創発の共同研究を実施。社会に対するイノベーションテックの普及・啓蒙活動をしている。
さらに海外戦略として、シリコンバレーとシンガポールを拠点にマーケティング活動をしてきたが、今後は現地企業とのパートナーシップを強化し、各拠点での人材採用も積極的に進めるとしている。
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