アドビは7月24日、マーケティングイベント「Adobe Symposium 2019」を実施。基調講演に、同社会長・社長兼CEO(最高経営責任者)のシャンタヌ・ナラヤン氏、同社日本法人代表取締役社長のジェームズ・マクリディ氏が登壇した。
基調講演の冒頭、マクリディ氏は京都アニメーションの放火事件に触れ、「京都アニメーションの被害を受けた方心から遺憾の意を申したい」とし、「われわれ自身も悲しく思う。ファンドレイジングや被害者の支援も行っていく。(京都アニメーションは)日本だけでなく世界のクエリエイティブコミュニティで柱になっている。私達も心を被害者に寄せている」と述べた。
また、ナラヤン氏も「京都アニメーションの犠牲者の皆様に哀悼の意をささげたい。われわれの思いは犠牲者の皆様と共にある。悲惨な悲劇から早く回復することを望んでいる」とした。
アドビでは、米国で京都アニメーション作品の配給事業を手掛けるセンタイ・フィルムワークスがローンチしている京都アニメーション支援のためのクラウドファンディングに5万ドルを寄付していることが判明している。この動きも、被害者支援の一環と見られる。
Adobe Symposium 2019の基調講演の内容に関しては、追って紹介する。
なお、京都アニメーションでは24日、公式の支援金窓口を開設(詳細はこちら)。京都信用金庫の口座にて支援金を受け付けるようだ。同社では、「支援金の使途につきましては、亡くなられた社員とご家族・ご親族、療養中の社員とご家族・ご親族、及び会社再建とさせていただきたく存じます」と説明。集まった支援金については、方法や時期は検討中としながらも収支を報告するとしているほか、同社への支援として実施されている募金についても、確認が取れ次第ウェブサイトに順次掲載するとしている。
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