植物を育てると、生活に潤いがもたらされる。しかし、犬や猫、鳥といったペットと違って動きがない。名前を付けて呼んだところで、可愛らしい反応をするわけでもない。
そこで、育てている植物の状態を顔のアニメーションで豊かに表現する植木鉢「Lua」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で支援募集中。
Luaは、側面に2.4インチ液晶ディスプレイ(LCD)が設けられた植木鉢。各種センサーで周囲の環境を計測し、まるで植物の気持ちを代弁するかのように、さまざまな顔のアニメを表示する。
土の湿り具合、光の当たり具合、温度をセンサーでとらえ、水が足りているか多過ぎるか、光が不足しているか、温度が高すぎるか低すぎるかなどを判断する。その植物にとって快適でない場合は、喉が渇いた、水が多すぎる、光が足りない、眩しい、寒い、暑い、といった顔アニメで問題を知らせる。また、近くを通る人や動物をとらえるセンサーも搭載しており、人などの動きを目で追いかけるアニメーションも可愛い。
育てる植物の種類は、専用アプリで設定する。設定が済んだらスマートフォンの画面にQRコードが表示されるので、これをLuaに見せると必要なデータを読み込んでくれる。QRコード読み取りが成功すると、顔アニメはウィンクをする。
Indiegogoでの目標金額は3万ユーロ(約363万円)。記事執筆時点(日本時間7月22日15時)でキャンペーン期間は12日残っているが、すでに目標の2倍近い約5万8000ユーロ(約702万円)の資金を集めている。
Luaの紹介ビデオ(出典:Vimeo)
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