Slackを長年利用しているユーザーには、パスワードのリセットが必要だという通知が今日にも届くかもしれない。Slackは米国時間7月18日、2015年に起きたセキュリティ問題のため、約1%のSlackアカウントでパスワードをリセットすると発表した。
2015年3月以降にパスワードを変更したユーザーのアカウントと、「Okta」や「OneLogin」のようなシングルサインオンサービスを利用しているアカウントを除いて、2015年の問題発生時にアクティブだったすべてのアカウントのパスワードをリセットすると、Slackは述べている。
Slackは「これらのアカウントへの不正アクセスがあった事実はなく」、リセットは予防措置であると説明した。
Slackによれば、ハッカーらは2015年、ユーザー名や暗号化されたパスワードといったユーザーのプロフィール情報を保存していたSlackのデータベースにアクセスしたという。攻撃者はSlackに、「ユーザーがパスワードを入力する際に暗号化されていない状態のパスワードを獲得することを可能にする」コードも挿入した。Slackは当時、影響を受けるユーザーに通知したが、「不正アクセスを受けた可能性がある Slack の認証情報」について先ごろ報告があり、2015年のセキュリティ問題の時にログインのあったアカウントだと判断したと述べている。
Slackは、2要素認証の利用や、コンピューターのソフトウェアを最新の状態に保つこと、パスワード管理ツールの利用もユーザーに促している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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