米議員らはFacebookに対し、新しい仮想通貨の開発を一時的に停止するよう求めたが、Facebookの幹部は米国時間7月17日、同社がまだこの計画を進める予定であることを示唆した。
米下院金融サービス委員会に所属する複数の議員が、Facebookのブロックチェーン担当責任者であるDavid Marcus氏に対し、議会と規制当局が仮想通貨をめぐる懸念を調査できるまで、Libraの開発を一時停止することに同意するかどうかを尋ねた。
Marcus氏は、同社は「これを適切なものにするために時間をかける」と述べたが、一時停止に同意することはなかった。
Marcus氏がFacebookの仮想通貨計画について議員らを前に証言するのは、これが2日目だった。一連のスキャンダルを起こしたFacebookが事業範囲の拡大を目指すということで、同社と米政府の間の緊張は高まっている。同社は27のパートナーとともに2020年にLibraを提供開始する予定で、同通貨を入れるためのデジタルウォレット「Calibra」を開発している。16日には、プライバシーやセキュリティをめぐる数々の問題を起こしてきた過去を鑑みると、Facebookを信頼できないと議員らは述べた。
米連邦取引委員会(FTC)は、個人情報管理問題の制裁金として過去最高の50億ドル(約5400億円)をFacebookに科す予定だ。
議員らは17日、4時間以上にわたって開かれた長い公聴会で、LibraとFacebookの数々のスキャンダルに対する懸念を繰り返し指摘した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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