JR九州とA.L.I.テクノロジーズは7月10日、ドローンやAIを用いた鉄道施設の点検ソリューションを開発したと発表した。
JR九州とA.L.I.は、将来の労働力不足やインフラの老朽化、自然災害への対応といった課題の解決に向け、ドローンやAIを活用した鉄道施設点検ソリューションの開発や実験を、2017年より取り組んできたという。
今回のソリューションは、A.L.I.が所有する「空のインフラ」に関する特許群と技術をベースに、JR九州が持つ、鉄道施設における画像解析を活用した調査や点検、枯れ木の早期発見技術などを掛け合わせたもの。両社はこれにより、鉄道施設点検の効率化や高度化の実現を目指す。
JR九州とA.L.I.は、点検の効率化や高度化に加え、安全管理等の各種オペレーション改善へ向けた共同開発を進める。今後数年以内の点検ソリューション運用開始を目標としており、より安全かつ効率的な鉄道運営を実現するとしている。
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