世界最軽量ペン内蔵型2in1も登場--FCCL、個人向けPC夏モデル

 富士通クライアントコンピューティング(FCCL)は7月10日、個人向けノートPC FMV「LIFEBOOK」のラインアップとして、大画面17.3型ノートPC「NH」シリーズ、13.3型モバイルPC「MH」シリーズ、世界最軽量ペン内蔵型2 in 1コンバーチブルノートPC「UH95/D2」を発表した。

NH90/D2(左)、MH75/D2(右上)、UH95/D2(右下)NH90/D2(左)、MH75/D2(右上)、UH95/D2(右下)

 また、既存ラインアップも強化を図り、合計4シリーズ10機種を7月18日より販売を開始する。

 同社によると、リビング空間が「テレビ中心の団らんの場」から「個人それぞれの時間を過ごす多機能空間」へと変わりつつあることに注目。みんなでシェアできる新しい位置づけのPCを通じて「家族と過ごしたい」という思いに応えることで、PCが家族間のコミュニケーションに寄与できるのではないかと考えたという。

MH75/D2MH75/D2
UH95/D2のショートカットボタン(左)と リアカメラ(右)UH95/D2のショートカットボタン(左)と リアカメラ(右)

 さらに、働き方改革を支援するビジネスに特化した「UH」シリーズから新モデルも提供し、モバイルワーカーをサポートする。

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 LIFEBOOK NHシリーズとしてラインアップする「NH90/D2」(市場想定価格:23万円強)と「NH56/D2」(同:18万円弱)は、高性能と高いデザイン性を備え、家族全員がリビングで利用するのに最適な17.3型ノートPC。

 従来の15.6型モデルとほぼ同じ筐体サイズながら、液晶周りの部品配置を最適化して狭額縁・大画面を実現した。

NH90/D2NH90/D2

 また、HDMI入力端子を搭載し、ゲーム機やスマートフォンなどと接続しセカンド・ディスプレイとして利用可能。低音域の出力を強化したオンキヨー社製BOXスピーカーと音響補正アプリケーション「Dirac Audio」の組み合わせにより、臨場感のある音を味わえる。

 最新のヘキサコアCPUであるIntel Core i7プロセッサーを搭載した上位モデルのNH90/D2は、PCIe接続に対応した約256GB SSDと、約1TB HDDのデュアルストレージを採用した。また、キーボード面はアルミの質感を最大限に生かしたヘアライン加工やサンドブラスト加工、カバー周囲のダイヤモンドカットなど様々な加飾を施し、リビングに調和する高いデザイン性を実現している。

WU3/D2、WEB限定カラー ガーネットレッドWU3/D2、WEB限定カラー ガーネットレッド

 LIFEBOOK MHシリーズとしてラインアップする「MH75/D2(同:17万円強)」と「MH35/D2」(同:13万円弱)は、家族それぞれの使い方でマルチに活躍する13.3型モバイルノートPC。

 上位モデル「MH75/D2」は、通常のPCスタイルとしてだけでなく、画面を折り返して机に立てて置けるテントモードや、タブレットモードとしても利用可能。

 また、発色が鮮やかで美しい高輝度・広視野角のIGZO 液晶を搭載したほか、MH75/D2ではペンやタッチ操作にも対応する。コンパクトなボディにフルサイズキーボードを搭載し、映像鑑賞からペン操作、文字入力まで、すべてが快適に行えるという。

 さらに、電力消費を抑えながらスマートフォンのように高速で起動できる「モダンスタンバイ」機能を搭載。スタンバイ状態でのメッセージ受信や音楽再生にも対応し、必要なときにサッと立ち上げて運用できる。

 ペン内蔵型2 in 1コンバーチブルノートPCの「LIFEBOOK UH95/D2」(同:25万円弱)は、ビジネスシーンでのモビリティを徹底的に追求。ペン内蔵型の13.3型ワイド液晶搭載2 in 1コンバーチノートブルPCとして世界最軽量となる約868gを実現した。

 標準添付のペンは本体に収納したまま充電でき、15秒の充電で約90分利用可能。電池切れや紛失の心配を最小限に抑えられている。

 加えて、「Windows Ink」をすぐに起動できるショートカットボタンを搭載し、思い立った時にいつでもメモが取れるようになっている。タブレットモードでも写真撮影ができるリアカメラをキーボード面に設けたことで、講義やセミナー後の板書、資料などを撮影・編集し、関係者へ送付するという作業が一台で完結可能。

 どのモードでもスマートに操作できるようヒンジの構造やスピーカー配置を工夫し、画面と本体に一体感を持たせたほか、通信性能向上のためアンテナの位置とカバー素材にもこだわっている。

 タッチパネルには、薄型強化ガラスを採用。本体は多様な耐久試験をクリアした堅牢設計となっている。

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 既存ラインアップの強化では、モバイルノートPC「LIFEBOOK UH」シリーズ(20万円弱~)4機種で高速データ転送が可能なPCIe接続に対応したSSDを搭載。デスクトップPC「ESPRIMO FH」シリーズ(20万円弱~)2機種で最新のヘキサコアCPUのIntel Core i7プロセッサーや音響補正アプリケーション「Dirac Audio」を搭載した。

 同社独自の音声解析技術により暮らしを便利にサポートするAIアシスタント「いつもアシスト ふくまろ」もバージョンアップしており、新たにチュートリアル紹介やリマインダー機能を搭載している。

 カスタムメイドモデル5シリーズ8機種についても、富士通ショッピングサイト「WEB MART」にて7月10日より順次販売を開始する。

 カスタムメイドモデルでは、17.3型ノートPCのLIFEBOOK NHシリーズに「NH90/D2」と「NH56/D2」をベースとし、約512GB SSD、32GBメモリやWindows 10 Proが選択できる「WN1/D2」を提供。WEB限定構成として、地上・BS・110度CSデジタル対応のテレビチューナーや、光学ドライブを追加HDD(容量 約1TB)に変更できる。

 13.3型超軽量モバイルノートPCのLIFEBOOK UHシリーズでは、「UH-X/D2」「UH90/D2」「UH75/D2」をベースに、約1TB SSDや16GBメモリが選択できる「WU2/D2」を提供。WEB限定オプションとして、外出先での使用時に操作画面の「のぞき見」を防ぐプライバシーフィルターが新たに選択できるようになっている。

 また「UH95/D2」をベースに、16GBメモリや大容量50Whバッテリ、WEB限定カラーのガーネットレッドが選択できる「WU3/D2」もラインアップする。

 13.3型モバイルノートPCのLIFEBOOK SHシリーズでは、選択できる内蔵SSDすべてにPCIe接続方式を採用し、従来のSATA接続方式モデルに比べて高速化を実現した「WS1/D2」を提供。

 一体型デスクトップPCのESPRIMO FHシリーズでは、「FH-X/D2」と「FH90/D2」をベースに、約512GB SSDや32GBメモリが選択できる「WF2/D2」を提供。

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 分離型デスクトップPCのESPRIMO DHシリーズでは、最新の第9世代CPU「Intel Core i7プロセッサー」「Intel Core i5プロセッサー」と、最新グラフィックス「NVIDIA GeForce RTX 2060」が選択可能となったミニタワー型デスクトップ「WD-G/D2」のほか、第9世代CPU「Intel Core i7 プロセッサー」が選択できる省スペース型デスクトップ「WD2/D2」、超小型デスクトップ「WD1/D2」をWEB限定モデルとして提供する。

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