Donald Trump米大統領は、Twitterのブロックボタンをレイオフしなければならないようだ。米連邦裁判所は、大統領のTwitterはパブリックフォーラムであるため、大統領はTwitterのユーザーをブロックできないとの判決を下した。
米連邦第2巡回区控訴裁判所は満場一致で、ニューヨーク州南部地区連邦地方裁判所の2018年の判決を支持した。Trump大統領は2017年に、ユーザーをブロックしたことで訴えられていた。
「米憲法修正第1条は、あらゆる種類の公的目的にソーシャルメディアアカウントを利用する官僚は、開かれたオンライン上の会話となるはずの場から、官僚が同意しない意見を表明したからという理由で、ユーザーを排除することを許可しない」とBarrington D. Parker判事は記した。
2017年の裁判では、コロンビア大学のナイト憲法修正第1条研究所が大統領にブロックされた複数のTwitterユーザーを代表して、大統領を提訴した。同研究所は、ユーザーをブロックする行為について、「指定されたパブリックフォーラムへの参加に対して、違憲状態の制限を強要するものだ」と述べた。
研究所のエグゼクティブディレクターを務めるJameel Jaffer氏は米国時間7月9日、プレスリリースの中で次のように述べた。「公職者のソーシャルメディアアカウントは今や、政府の政策に関する議論にとってとりわけ重要なフォーラムだ。(中略)この裁定により、人が見解だけを理由にそうしたフォーラムから排除されないことと、公職者が有権者による批判から遮断されないことが、今後保証される。この裁定は、われわれの民主主義にとって重要性を増すデジタルスペースの健全さと活力を確保するのに役立つだろう」
控訴審でTrump大統領の代理を務めた米司法省は9日、同氏が個人アカウントでユーザーをブロックするという判断は違憲ではないと、電子メールの声明で述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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