Adobe Systemsは、スマートフォンやスマートスピーカーで利用可能な音声アシスタント機能について、米国消費者の利用状況などを調査し、その結果を発表した。それによると、音声広告が受け入れられつつあり、スマートスピーカー経由で買い物をする人も出てきた。
調査対象者のうちスマートスピーカーを持っている人は、72%が1日に少なくとも1回はスマートスピーカーを使うという。用途で最も多かったものは、72%の音楽。これに、59%の天気予報が続く。単に楽しみの一環として質問をするという回答は、55%あった。
スマートスピーカーで何らかの音声広告を聞いたことがあるかどうか尋ねたところ、25%が耳にしていた。広告が流れた場面は、「音楽またはポッドキャスト」中が20%、「検索」中が11%、「ニュース」中が9%。また、35%が各種サービスを無料で利用する交換条件として音声広告を受け入れており、39%が音声広告を切っ掛けに買い物をしたことがあると答えた。
スマートスピーカーの音声広告が耳障りかどうかについては、「テレビ、印刷物、ウェブ、SNS」の広告より邪魔にならないという回答が43%あり、2019年1月に実施された前回調査時の38%から増えている。スマートスピーカーから流れる音声広告の方が魅力的と考える人は42%で、こちらも前回の39%に比べ増加した。
音声アシスタント経由で買い物をした経験のある人は、スマートスピーカー所有者の20%。さらに、15%は何らかの商品を頻繁に繰り返し注文している。音声コマンドで買うことが多い物は、食料品(31%)、掃除用の消耗品(29%)、エンターテインメント商品(24%)、衣類(24%)、宅配食品(24%)。
音声アシスタントの声を変えたいかどうか、という質問に対しては、32%が有名人の声を使いたいと回答。人気のあった具体的な人物は以下のとおり。
1位:ドウェイン・ジョンソン(47%)
2位:ウィル・スミス(43%)
3位:アーノルド・シュワルツェネッガー(35%)
4位:ジョージ・クルーニー(33%)
5位:クリス・ロック(31%)
6位:オプラ・ウィンフリー(30%)
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