英国の競争・市場庁(CMA)がデジタル広告とオンラインプラットフォームの調査を開始した。この調査では、特にFacebookとGoogleに焦点を絞ると、CMAは現地時間7月3日に述べた。
過去には、欧州連合(EU)でも同様の調査が行われた。その結果、Googleは「影響力を悪用した」オンライン広告慣行を実施しているとして、17億ドルの罰金を科された。EUは2018年にも、GoogleがモバイルOS「Android」で独占禁止法に違反する慣行を実施しているとして、50億ドルの罰金を科した。
この調査についてCMAが公開した文書(PDF)には、「特にGoogleとFacebookの2社(およびYouTubeやInstagramなど各子会社)は英国のオンライン広告市場で主導的な地位を占めており、英国におけるデジタル広告売り上げの大部分はこれら2社によるものだ。デジタル広告は、両社の売上高の大部分を占めている」と書かれている。
CMAは7月30日まで、政府や広告主、出版社、アドテック(広告技術)企業、消費者団体、オンラインプラットフォームなどの組織のコメントを受け付けている。その後、2020年1月2日までに市場捜査に言及すべきかなどを決定する。最終報告書は2020年7月2日に発表予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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