自分のスマートフォンは次世代無線通信技術「5G」に対応しているのか、そして自分は今、5Gでインターネットにアクセスしているのかということを、多くの人が理解していない可能性がある。
スマートフォンなどの整備を手がけるDecluttrが5月下旬に米国の2000人のスマートフォン所有者を対象に調査したところ、約3分の1の回答者は自分のデバイスが5Gに対応していると思っていることが分かった。Appleの「iPhone」はまだ5Gに対応しておらず、サムスンの5G対応スマートフォン「Galaxy S10」は数カ月前に発売されたばかりだ。さらに、自分のデバイスが5Gに対応していると思っている人の62%は、モバイルサービスの品質向上に気づいたと答えている。
この調査結果は、5Gについて人々が混乱していることを示す最新のデータだ。5Gを利用できるようになったのは、ニューヨークやシカゴ、ロンドン、シドニー、ソウルなど、一部の大都市だけだ。米CNETが13の都市で独自に実施したテストでは、5Gがいくつかの前評判通りの性能を発揮しており、多くの人の自宅の有線インターネット接続を上回る速度を提供することが明らかになった。しかし、現時点では、電波の受信が不安定であり、一貫性もない。
米CNETのJessica Dolcourt記者は、「5Gにとって極めて重要なのは、驚異的な速度、応答性に優れたネットワーク、広範囲のサービスだ」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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