調理ロボットサービスを開発するコネクテッドロボティクスは7月3日、グローバル・ブレインをリードインベスターとして、シリーズA投資ラウンド1における約8.5億円の資金調達を完了したと発表した。
グローバル・ブレイン、三井不動産、東京大学協創プラットフォーム開発、ソニー、500 Startups Japanの5社を割当先としている。
今回の資金調達は、新ロボットおよび、新ロボットサービスの開発とマーケティング強化による販路拡大が目的となる。なお、シードラウンドで既に約1億円の資金調達を完了しており、今回の資金調達とあわせて総額約9.5億円の資金調達を実施している。
同社は、飲食店のキッチンでの調理に特化したロボットサービスを提供している。同社によると現在、国内の外食産業では人手不足がますます深刻化しており、調理の省力化や自動化が大きな課題になっているという。
同社はその課題に対し、「製造業でのロボット製品開発経験から培われてきたロボット制御のノウハウ」と「ディープラーニングを活用したセンシングと学習技術」の組み合わせでロボットを知能化し、キッチンで働く人々の仕事をサポート。「働く人と食事をする人の両方に喜びを提供するロボットサービス」の開発を進めている。
既に、ディープラーニングを活用してたこ焼きの調理具合を判定して、人間のように調理できる自動たこ焼き調理ロボットサービス「OctoChef」や、自動ソフトクリームロボットサービス「レイタ」を販売しており、今後は自動食洗機ロボットサービス「Dish Washing System」やコンビニ向け「ホットスナックロボット」、自動朝食調理ロボットサービス「Loraine」の製品化に向けた研究開発を進めるという。
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