iRobotは米国時間6月20日、教育用ロボットを手がけるRoot Roboticsを買収したと発表した。
この買収により、iRobotはコーディングロボット「Root」を提供することも発表した。
Root Roboticsは、4歳以上の子供にコーディングを教えることのできる教育用ロボットを提供していた。コーディングロボットのRootには2つの車輪があり、テーブルや床、カウンタートップなどの表面の上で動作可能だ。
生徒は、グラフィカルなブロックからテキストのみのコーディングまでを網羅するコーディング言語に基づいて、Rootに描画や作曲、入力への応答、さまざまなタスクの実行を指示することができる。
教育はiRobotにとって成長の可能性がある分野だ。同社には、データサイエンスの活用を中心として、スマートホームや消費者向けのオペレーティングプラットフォームになることを目指す戦略がある。iRobotには、独自の教育プラットフォームとロボットがあるが、Root RoboticsはiRobotが小学校に進出することを可能にする。
iRobotによると、今回の買収は同社の決算に大きな影響を及ぼさないという。 Rootは現在、ロボット1個が199ドル(約2万1000円)、6個入りのパッケージが1199ドル(約12万9000円)で販売されているほか、学校向けに30個入りのパッケージが5995ドル(約64万3000円)で提供されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?