オンライン銀行のCurrentは、Facebookが新たに発表した仮想通貨のウォレットでCurrentのロゴを盗用していると非難した。「Calibra」のロゴがCurrentのロゴと似ていることを、Currentは米国時間6月20日にツイートで訴えた。これについてはCNBCが先に報じていた。
Facebookは今週、「Libra」と呼ばれるグローバルデジタルコインを発表した。Libraは、Libra協会という運営団体によって管理される。Calibraはそのウォレットの名称であり、運営する子会社の社名でもある。
Currentの最高経営責任者(CEO)のStuart Sopp氏はCNBCに対し、同じサンフランシスコのデザイン会社Characterが両方のロゴの作成を担当したと述べた。報道によると、同氏は、Characterとの協力の下、何カ月もかけてCurrentのロゴを作成したとも語ったという。
「別のフィンテック企業から盗むこのやり方は、新しいグローバルな金融システムへの信頼獲得を試みる滑稽な方法だ。われわれはこのロゴを作成するため、あのデザイン会社と協力して、6カ月間、懸命に取り組んだ。基本的に、彼らはそのロゴにほとんど変更を施すことなく、Facebookのために再利用した。Facebookは大企業なのだから、これに関してデューデリジェンスを実施すべきだった」とSopp氏はCNBCに語ったという。
CNBCによると、CurrentはFacebookに対して商標権または特許権侵害訴訟を提起する根拠があるかどうかを判断するため、法律事務所のGoodwin Procterと契約したという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
すべての業務を革新する
NPUを搭載したレノボAIパソコンの実力
先端分野に挑み続けるセックが語る
チャレンジする企業風土と人材のつくり方