Microsoftは米国時間6月19日、「Chromium」をベースにした「Microsoft Edge」ブラウザーの「Windows 7」および「Windows 8」「Windows 8.1」向けのプレビュー版をリリースしたと発表した。これらはCanaryチャネルのビルドとしてリリースされているため、毎日更新される。
Microsoftの同日付けのブログ記事によると、同社は「近々」、Developerチャネルでもこれらプラットフォーム向けのビルドをリリースする計画だという。「Windows 10」向けと「macOS」向けのビルドは既に、Developerチャネルでもリリースされている。
同社はChromiumをベースにしたLinux向けのEdgeをリリースするとは確約していないが、将来的にはその方向に進みそうだということが示唆されている。
同ブログによると、今回リリースされた最初のCanaryビルドには、ダークモードの欠如や、「Azure Active Directory」によるサインインに対するサポートの欠如を含む、既知の問題が複数あり、早く解決できるように取り組んでいるという。
EdgeはWindows 10に標準搭載され続けるものの、Microsoftはついに同社のOSとは独立したかたちでこのブラウザーをアップデートするようになる。これによりChromiumベースのEdgeは、ChromiumではなくMSHTMLをベースにした現行のEdgeよりも頻繁にアップデートやパッチがリリースされるようになるはずだ。
Microsoftは、Windows 10よりも前のバージョンの「Windows」向けやmacOS向けのEdgeをリリースすることで、ウェブアプリやウェブサイトの開発者が実施する必要のある、さまざまなOSやWindowsのバージョンをまたがった動作確認テストを容易にしたいと考えている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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