サムスンは、米国時間8月7日にブルックリンのバークレイズセンターで「Unpackedイベント」を開催し、「Galaxy Note10」を発表するという。同社の計画に詳しい情報筋らが語ったとされる。「Note9」も2018年に同じ場所で発表された。
2カ月以上先であるため、サムスンが計画を変更する可能性もある。同社はコメントを控えた。
「Note」シリーズは、サムスンの「Galaxy S」シリーズほど売れていないが、大画面ファブレットとして熱心なファン層を抱えている。2011年に初めて投入されたNoteシリーズは、スマートフォン画面が大型化するトレンドの先駆けとなった。大型の画面は現在、モバイル業界全体で標準的なものとなっている。初代Noteの画面サイズは5.3インチだった。6.4インチのNote9や6.5インチの「iPhone XS Max」などの大画面スマートフォンと比べると、今となっては初代Noteが小型といってもよいほどのサイズだ。
Note10の発売を控えるサムスンや競合各社は、スマートフォン市場の縮小に直面している。最新の端末は、価格は上昇しているが、前の世代と比べて機能は劇的に変更されない。そのためユーザーは、今持っている端末を以前よりも長期間使い続ける傾向にある。5Gや、折りたたみ式スマートフォンのような新しいデザインへの期待が高まっており、それらはスマートフォン業界に新風を吹き込む可能性がある。
低迷するモバイル市場に対するサムスンの打開策となるのが、「Galaxy Fold」だ。折りたたみ可能なディスプレイを搭載する初めての主要なスマートフォンで、1980ドル(約22万円)となっている。サムスンは当初、4月にGalaxy Foldを発売する予定だったが、レビュー端末で複数の問題が確認されたことを受け、発売を延期した。まだ新しい発売日を定めておらず、一部のディスプレイの故障原因も説明していない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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