アップルは日本時間9月13日、スペシャルイベントを開催し、新しいiPhoneシリーズとして、5.8インチディスプレイの「iPhone XS」、6.5インチディスプレイの「iPhone XS Max」、6.1インチディスプレイを搭載した「iPhone XR」を発表した。
いずれのモデルもiPhone Xと同様にノッチ(切り欠き)がある全画面デザインを採用しており、顔認証のFace IDを搭載。今回発表されたモデルはすべてホームボタンがない。
iPhone XSシリーズの予約受け付けは、9月14日午後4時01分。発売は9月21日だ。iPhone XRの予約受け付けは10月19日午後4時01分から、発売は10月26日。
SIMフリーモデルとなるiPhone XSシリーズの価格は、いずれも税別でiPhoneXS 64Gバイトモデルが11万2800円、256Gバイトモデルが12万9800円、512Gバイトモデルが15万2800円。iPhone XS Maxは、64Gバイトモデルが12万4800円、256Gバイトモデルが14万1800円、512Gバイトモデルが16万4800円。
カラーはシルバー、スペースグレイ、ゴールドの3色。今回から新たに512Gバイトモデルが登場している。
iPhone XRの価格は、いずれも税別で64Gバイトモデルが8万4800円、128Gバイトモデルが9万800円、256Gバイトモデルが10万1800円。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクらの販売価格などは、追って各キャリアからアナウンスされる見通し。
iPhone Xの後継モデルと言えるのが、iPhone XSシリーズだ。基本性能は同じで、ディスプレイサイズが異なる。
iPhone XSシリーズは、有機 EL (OLED) テクノロジを採用したSuper Retinaディスプレイを搭載。5.8インチモデル(2436×1125ピクセル解像度、458ppi)のサイズはiPhone Xと同じ、高さ143.6mm×幅70.9mm×厚さ7.7mm。重さは177gだ。6.5インチ(2688×1242ピクセル解像度、458ppi)のiPhone XS Maxは、iPhone 8 Plus(高さ158.4mm×幅78.1mm×厚さ7.5mm)とほぼ同じサイズで、高さ157.5mm×幅77.4mm×厚さ7.7mmだ。重さは208g。
いずれも、デュアル12MPカメラ(広角:F1.8と望遠:F2.4)を備え、TrueDepthカメラ(フロントカメラ)は7MP、F2.2。IP68等級(最大水深2メートルで最大30分間)の防水性能を備える。
Appleの次世代のNeural Engineを搭載したA12 Bionicチップ、新たにデュアルSIM(nano-SIMとeSIM)を採用し、同時待受ができるDSDSに対応している。なお、イベントで発表されたeSIMに対応する通信事業者の中に、日本のキャリア名は入っていなかった。また、中国向けのモデルはeSIMではなく1つのSIMトレイに2枚のSIMが入る模様だ。
なお、A12 Bionicにより、A11 Bionicよりも最大15%速い2つのパフォーマンスコア、最大50%効率の高い4つの効率コア、最大50%高速の4コアGPU、強力なApple設計の6コアの融合アーキテクチャを備える。それに伴い、バッテリ時間はiPhone XSはiPhone Xより30分、iPhone XS MaxはiPhone Xよりも1時間半長くなったとしている。
iPhone XRは、ホワイト、ブラック、ブルー、イエロー、コーラル、(PRODUCT)REDの6色展開が目を惹く。6.5インチのLiquid Retinaディスプレイ(1792×828ピクセル解像度、326ppi)を搭載し、サイズは高さ150.9mm×幅75.7mm×厚さ8.3mm、重さは194gでiPhone XSよりも大きい。
防水性能はiPhone XSシリーズと異なりIP67等級(最大水深1メートルで最大30分間)だ。カメラは12MP広角カメラ F1.8で、シングルカメラながらも、ボケ効果と深度コントロールが使えるポートレートモードに対応する。TrueDepthカメラ(フロントカメラ)は7MP、F2.2。また、デュアルSIM(nano-SIMとeSIM)に対応している。
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