Microsoftが華為技術(ファーウェイ)製ノートPC「MateBook」のオンラインストアでの販売を再開した。米政府がファーウェイをブラックリストに入れて以降、同製品は「Microsoft Store」から姿を消していた。
米政府は5月、ファーウェイを「エンティティリスト」に追加し、Donald Trump米大統領は同社製品を事実上排除する大統領令に署名した。ファーウェイが中国政府と緊密な関係にあり、米国に国家安全保障上の懸念をもたらすとの理由からだ。ファーウェイは、こうした見方を再三否定している。
この措置を受け、Microsoftは自社オンラインストアでのファーウェイ製ノートPCの販売を5月末で中止していた。
しかし、Microsoftは米国時間6月17日に電子メールで声明を出し、目下のところ規制を精査中で、今後ファーウェイ製品の既存在庫の販売をMicrosoft Storeで再開する意向を明らかにした。
「(Microsoftは)先ごろファーウェイが米商務省の輸出管理規則に基づくエンティティリストに追加されたことに起因する多くの商業、技術、規制上の問題に引き続き対応していく」と、Microsoftの広報担当者は声明で述べた。
現在、Microsoft Storeでは「HUAWEI MateBook X Pro」が1499ドル(約16万3000円)で販売されている。また、「HUAWEI MateBook D」が999ドル(約10万8000円)で、「HUAWEI MateBook 13」の「Intel Core i5」搭載版が999ドル、「Intel Core i7」搭載版が1299ドル(約14万1000円)で販売されている。これについてはThe Vergeが先に報じていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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