Appleは、Intelのドイツのスマートフォンモデム事業の買収を検討していると報じられている。The Informationは米国時間6月11日、AppleとIntelの間の交渉を把握しているとする4人の人物の話として、この買収は、「iPhone」用の独自の5Gチップを開発しようとするAppleの取り組みに役立つ可能性があると報じた。
初代iPhoneはInfineon Technologiesのモデムチップを搭載した。Intelは2011年にInfineonのWireless Solutions事業を買収しているが、それ以降は、QualcommがAppleのモデムチップサプライヤーとなり、IntelのチップはQualcomm製チップのライセンス料で係争が起きた後の「iPhone 7」「iPhone 7 Plus」まで採用されなかった。
AppleとQualcommが4月に訴訟を取り下げることで合意すると、Intelはスマートフォン向け5Gモデム事業から撤退することを発表した。
Intelは米CNETに対し、自社の5Gモデム事業に対して「多大な関心」が寄せられていることを認めたが、どの企業と話し合いを持ったかは明らかにしなかった。
「社外アドバイザーを雇用して、当社の無線5G端末事業に対する戦略的な選択肢の評価を支援してもらっている」と電子メールの声明には記されていた。「当社は、無線モデム製品のポートフォリオと知的財産(IP)の両方で価値を構築している」(Intel)
5月には、AppleがiPhone用の自社製5Gモデムを2024年終盤または2025初頭までに完成させる可能性があると報じられていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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