Googleが、ビジネスインテリジェンスプラットフォームのLookerを買収する計画を発表した。買収額は26億ドル(約2800億円)。Lookerは「Google Cloud」に加わる。Google、Looker、Googleの親会社Alphabetが米国時間6月6日に明らかにした。
GoogleはLookerを買収し、データ利用を強化する。Lookerは、さまざまなデータリソースのビジネス指標を定義する一貫性のある手法を、Googleが顧客に提供できるよう支援するとGoogleは説明している。
Google CloudにLookerが加わり、データのインサイトや組み込み型のアナリティクス、視覚化などのより包括的なアナリティクスソリューションを顧客に提供していくとGoogleは述べている。Google Cloudを利用する企業は、アナリティクスや機械学習、人工知能(AI)の能力をより有効に活用できるようになる。
Google最高経営責任者(CEO)のSundar Pichai氏は、「Googleのミッションを推進する最も重要な手段の1つは、他の企業がそれぞれのミッションを把握できるよう支援することだ」と述べた。「LookerをGoogle Cloudに迎え入れることをうれしく思っており、協力して顧客が最大の課題の一端を解決できるよう支援していきたい」(Pichai氏)
LookerのCEOであるFrank Bien氏は、変化は決してたやすくないが、GoogleとLookerは4年にわたって密接に連携してきたと述べた。
Bien氏はリリースの中で、「決してLookerの終わりではない。はるかに大きな将来を前にわれわれの第1章の幕を閉じるだけだ」とし、「われわれは、ともにこのミッションに着手したばかりで、Google Cloudの中でLookerの構築を続けていくことを楽しみにしている」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
日本のインターステラテクノロジズが挑む
「世界初」の衛星通信ビジネス
NTT Comのオープンイノベーション
「ExTorch」5年間の軌跡
すべての業務を革新する
NPUを搭載したレノボAIパソコンの実力
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
「1→10」の事業化を支援する
イノベーション共創拠点の取り組みとは