2020年に配信される予定の「Windows 10」のメジャーアップデート(20H1)には、「Windows Update」のダウンロード速度を調整できる機能が導入されそうだ。
この機能の存在は明らかにされていなかったが、開発者のAlbacore氏が米国時間6月5日に発見した。「Windows Insider」のファーストリングにリリースされたWindows 10のプレビュービルド18912に見つかったという。このビルドのリリースノートには、今回見つかったダウンロード速度設定機能についての記述はない。
この機能は、「Windows 10 Fall Creators Update」で「設定」アプリに導入された、更新プログラムに関する制御オプションに追加されたものだ。ユーザーは現在、「詳細オプション」で、利用可能な帯域幅全体に対する比率を指定する形で更新プログラムのダウンロードに使用する帯域を制限できるようになっている。
新しい「Absolute bandwidth」(帯域幅の絶対値)オプションは、このパーセンテージによる制御オプションの上に追加されている。ユーザーは、バックグラウンド、フォアグラウンドでの更新プログラムのダウンロードに何Mbps使用するかを絶対値で指定できる。
New hidden Delivery Optimization settings in Windows 10 Build 18912, letting you limit download speeds with absolute Mbps values pic.twitter.com/hJfzTZBT8b
— Albacore (@thebookisclosed) 2019年6月5日
また、Windows 10のカレンダーにも未発表の項目クイック作成機能が見つかったという。
Here's Calendar Quick Compose, new addition to 20H1 pic.twitter.com/K9oHMM5FrQ
— Albacore (@thebookisclosed) 2019年6月5日
今回のリリースでMicrosoftが公表した新機能は、「ナレーター」アプリへの機能追加だけだった。新機能は、「ここをクリック」などとだけ書かれたリンクについて、リンク先のウェブページのタイトルを読み上げられるようにするというものだ。この機能を実行するには、「Caps+Ctrl+D」を押す。
リリースノートには、「ナレーターはハイパーリンクのURLを読み取り、それをナレーターにページタイトルを提供するオンラインサービスに送信する」と説明されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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