JR東日本ネットステーション(JRNets)は5月21日、ウェブサイト・アプリ多言語化サービス「WOVN.io」を提供するWovn Technologiesと提携したと発表した。JR東日本グループにおける外国人利用客のさらなる利便性向上を図るべく、多言語化の課題解決に取り組む。
日本を訪れる外国人旅行者数は年々増加し、2018年における訪日外客数は3119万人を超えている。また、在留外国人数においても2019年3月末には273万人を超え、どちらも過去最高の数字となった。JR東日本グループでも、沿線を利用する訪日旅行客や沿線に住む外国人が増加しており、言葉の障壁を感じることなく安心・快適に利用できる環境整備のさらなる充実が求められているという。
そこで今回、JR東日本グループでインターネットサービスを提供するJRNetsと、インターネットの多言語化ソリューションを提供するWovn Technologiesが提携することで、外国人利用客への情報提供を充実させることになった。第1弾として、JR 東日本ウォータービジネスが運営する「acure(アキュア)」公式サイトを4言語(英語・中国語(簡体字・繁体字)・韓国語)に対応させた。
今後は、JR東日本グループのウェブサイトやIoTなどを、WOVN.ioの技術で迅速に多言語化するとしている。まずは、2020年に開催が控えている東京オリンピック・パラリンピックに向けて、より一層外国人利用客の利便性を高めていくという。
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