Microsoftは2019年3月に、「Android」版「Excel Mobile」アプリ向けに、「画像からデータを挿入する」という、聞いただけでは当たり障りのなさそうな、だが表計算ソフトに関する考え方を一変させるかもしれない新しいExcelの機能を発表した。この機能が、「iOS」デバイス向けにも提供が始まった。
「画像からデータを挿入する」は、ユーザーが自身のスマートフォンで表データを撮影することで「Excel」スプレッドシートに自動変換できる機能。同社はこの機能を2018年9月のIgnite 2018カンファレンスで発表していた。米国時間5月29日現在、Excel MobileをインストールしたiOSならびにAndroidデバイスで利用でき、使用に「Office 365」のサブスクリプションは不要だ。
Microsoftは2018年、地理情報や株式を皮切りにExcelに新しいデータ型を追加すると発表していた。同社の戦略は、さらに多くの高度なデータ型をExcelに順次追加していくことだ。
「Microsoft Knowledge Graph」はすでに「Bing」とExcelのデータ型に対応している。Microsoftがさらに「高度な」データ型と説明する背景には、こういったクラウド接続型のナレッジグラフ接続の存在がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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