E・マスク氏の地下トンネル交通「Loop」、ラスベガスで約53億円の契約を獲得

Steven Musil (CNET News) 翻訳校正: 編集部2019年05月24日 12時18分

 ラスベガス観光局(LVCVA)は米国時間5月23日、地下トンネル高速交通システム「Loop」の建設と運行に関して、The Boring Companyとの4860万ドル(約53億円)の契約を承認した。Loopはラスベガスコンベンションセンターで自律型の電動車両を使って人々を輸送する。

The Boring CompanyによるLoopトンネルで使われる車両について、アーティストが描いた予想図
The Boring CompanyによるLoopトンネルで使われる車両について、アーティストが描いた予想図
提供:Las Vegas Convention and Visitors

 Loopは電動車両を使って、コンベンションセンターの一方の端からもう一方の端まで乗客を運ぶ。運行距離は1マイル(約1.6km)以下だ。

 LVCVAは3月、トンネルの建設企業として、The Boring Companyを選ぶことを推奨した。ラスベガスコンベンションセンターでは現在、拡張工事が進められており、2021年のCESまでに完了する予定だ。このプロジェクトは、ラスベガスのダウンタウン、コンベンションセンター、ラスベガスブルバードリゾートコリドー、マッカラン国際空港などを結ぶ可能性もある。

 この契約では、Loopを2021年までに稼働させることが求められるが、Musk氏は3月に投稿したツイートで、Loopを「2019年末までに稼働」させると述べた。ただし、ラスベガスコンベンションセンターの拡張工事は2021年まで完了しない見込みだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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