旅行先で風景写真を撮る場合、三脚を使ってカメラを安定させるとよい。ただし、旅行用と銘打たれた三脚は携帯性を優先させるせいか、機能や性能の面で物足りないものが多い。かといって、しっかりした三脚は大きかったり、重かったり、かさばったりして持ち運びにくい。
そこで、各種カメラアクセサリーで知られるPeak Designが開発したコンパクトながら本格的な三脚「Travel Tripod」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
Travel Tripodは、三脚のデザインを見直し、折りたたみ状態で生じてしまう無駄な空間を極力排除する形状にした。細い三角柱状のセンターポールを採用するとともに、脚の形を円柱でない形状にして、折りたたみ状態の長さを39.4cm、直径を8.3cmに抑えた。
また、雲台操作用のノブを不要にすることで円柱状のスッキリとしたデザインとなり、バックパックのボトルポケットに入れて運べるようにした。重さは、アルミニウムモデルが1.56kg、カーボンファイバーモデルが1.27kg。
脚を伸ばす部分のロック機構は、ワンタッチで操作可能なレバー方式。しかも、1本あたり4個設けられたレバーは片手で同時に操作可能なため、一気に伸ばしたり縮めたりできる。畳んだ状態から10秒もかからず脚を完全に伸ばして設置でき、シャッターチャンスを逃さないという。最大高は、センターポールを伸ばさないと130.2cm、伸ばすと152.4cm。Arca Swiss(アルカスイス)互換プレートにより、カメラも素早く取り付けられる。
雲台はボールヘッド式で、底部のリングを回す片手操作可能な形状。横構図と縦構図の切り替えも一瞬で済む。耐荷重は9.1kgあり、望遠レンズ付きのフルサイズ一眼レフカメラでも使えるとしている。
センターポールの底部に雲台を取り付けて下方向の撮影に使ったり、脚を大きく広げてローアングルから撮影したりすることも可能。また、センターポール内部にスマートフォン用ホルダーが格納されており、底部から取り出して雲台に装着して使える。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間7月19日まで。記事執筆時点(日本時間5月23日13時30分)でキャンペーン期間は56日残っているが、すでに目標金額50万ドル(約5515万円)の7倍を上回る約369万ドル(約4億700万円)の資金を集めている。
Travel Tripodの紹介ビデオ(出典:Kickstarter)
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス