YouTubeが、Facebookの仮想現実(VR)ヘッドセット「Oculus Quest」で視聴できるコンテンツを増やす。YouTubeによると、「YouTube VR」アプリも、注目のOculus Questの発売直後から利用できるという。Oculus Questは5月21日に発売予定だ。
399ドル(日本では64GB版が4万9800円)のOculus Questヘッドセットは、モバイルとPCで利用できるVRの隔たりを埋め、目が飛び出るほどではない価格で、よりハイエンドの体験を完全にワイヤレスのヘッドセットにもたらすことを目指している。FacebookのOculus製品や、VR業界の他の多くのヘッドセットには、メインストリームの消費者にとってVRをもっと魅力的で利用しやすいものにすることが期待されている。
毎月20億人以上が訪問する動画サイトのYouTubeを見られるとなれば、Oculus Questも親しみやすくなって人気が出る。YouTube VRのおかげで、Oculus Questは発売してすぐに大量のVRおよび360度動画のコンテンツを楽しめる。アプリには、100万を超えるVR動画と体験がある。
VR/ARコンテンツおよびパートナーシップ担当責任者であるJulia Hamiton Trost氏とVR製品責任者であるKurt Wilms氏は公式ブログの記事で、YouTubeはVR制作をもっと身近なものにするために「YouTube VR Creator Lab」を欧州に拡大しようとしており、現在、登録申込みを受け付けていることを明らかにした。
YouTubeは、YouTube VRによって配信され、この半年間にいくつもの賞を獲得したプロジェクトも宣伝した。その中には、John LegendさんやOprah Winfreyさんなどのスターが声優を務め、エミー賞の複数の部門で受賞したアニメ「Crow: The Legend」が含まれる。米航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所(JPL)も、「Cassini's Grand Finale(360 view)」とNASA初の360度ライブストリームでエミー賞を獲得している。「Isle of Dogs: Behind the Scenes(in Virtual Reality)」は、ウェビー賞2部門とクリオエンターテインメント賞の金賞を獲得した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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