日々の献立選びからネットオーダーまで一括サポート--10X、献立アプリ「タベリー」

 献立アプリ「タベリー」を提供する10Xは5月14日、新たに「オンライン注文機能」のサービス提供を開始したと発表した。まずは‎iOS版からアップデートし、9月をめどにAndroid版にも対応する予定。

 タベリーはこれまで、個人の嗜好や条件にあった献立の提案、およびその献立に必要な材料の買い物リストが簡単に自動作成できるサービスを提供してきた。今回のアップデートにより、タベリーアプリで作成した1週間分の献立に必要な買い物リストの食材を、数タップでオンライン注文できるようになった。

タベリー「オンライン注文機能」の特徴
タベリー「オンライン注文機能」の特徴

 食材は、複数あれば産地やメーカーを確認して好みのものを選択できる。機械学習により、使いこんでいくことでよりその人の好みにあったものが提示されるという。レシピを選び、食材を確認して選定すると、自身の住所から利用できるネットスーパーの店舗一覧が表示される。まずは楽天西友ネットスーパーとイトーヨーカドーに対応しており、ネットスーパー店舗は随時拡大していくほか、今後は各生協などへの対応も予定しているとのことだ。

 10X 代表取締役の矢本真丈氏は、自身が育児休暇取得中に気づいた「考える家事」の難しさや、東日本大震災の被災を通じて得た経験から、生活の課題をプロダクトで解決したいと2017年に事業を創業した。家事の中でも、「料理の負担が大きいと感じた」と振り返る。

価格の比較ができ、どちらでオーダーするか最後に決められるのもポイントだ
価格の比較ができ、どちらでオーダーするか最後に決められるのもポイントだ

 料理をするには、献立をつくる、買うものを決める、食材を買う、食材を受け取る、料理する──とプロセスが多い。掃除ロボットや洗濯乾燥機、食洗機といった、「家事作業の短縮」ができる家事と比較して負荷が高いとされる。「今日の献立やスーパーで買うものを悩む」という部分を大幅に削減し、日常的な家事の負担を少しでも軽減できるようにサポートしたいと説明した。

10X 代表取締役の矢本真丈氏
10X 代表取締役の矢本真丈氏

 また今回のアップデートに伴い、第三者割当増資により総額2.5億円の資金調達を実施(2018年11月に完了済み)。第三者割当増資の引受先は米国・中国・日本を中心に約4500億円の資産を運用し20社以上のユニコーンを創出してきたシリコンバレー拠点のベンチャーキャピタルのDCM Ventures、および個人向けサービスの開発・運営に知見を持つ個人投資家で、プロダクトを通じて、さらなる社会の課題解決に向けて努めていくとしている。

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