日本電気(NEC)は5月10日、無線LANの標準搭載や筐体の小型化、印刷速度の向上を図ったA4対応モノクロページプリンタ「MultiWriter 5350」(PR-L5350)の販売を開始すると発表した。出荷開始は5月24日を予定。希望小売価格は、7万9800円(税別)。
MultiWriter 5350は、従来の有線LANに加え、新たに無線LAN機能(IEEE802.11b/g/nに準拠)を標準搭載(排他利用)するとともに、Wi-Fiルーターなどの親機を使わずに、PC・モバイル機器(iOS/Android端末)との直接Wi-Fi接続を可能とするWi-Fiダイレクトにも対応。
これにより、サテライトオフィスやホテルのビジネスセンターなどでは、利用者のモバイル機器から直接データを送信して印刷可能となる。また、自社オフィスにおいても、来訪者のモバイル機器をイントラネットを介さずに接続が可能なため、セキュリティを維持した印刷が可能となった。
筐体は、上面排紙機構の見直しにより、サイズが373mm×388mm×255mmとなり、従来モデルと比べ約11%小型化。スペースに限りがある場所にもすっきりと収まるサイズで、デスクサイドや机の下に設置が可能なだけでなく、小売店舗内やサービスカウンターなど、コンパクト性が求められるビジネスの現場でも活用できるという。
さらに、印刷エンジンの強化により、1200dpiの高精細画質かつ、約40ページ/分の高速印刷(従来は約35ページ/分:600dpiの場合)に対応した。加えて、環境への配慮としてエコマーク・グリーン購入法・RoHS指令等も適合している。
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