日本電気(NEC)は10月11日、「MultiWriter(マルチライタ)」シリーズのA4カラーページプリンタ新製品2機種3モデルを発売すると発表した。
新製品は、ビジネスや教育現場向けに、無線LANの標準搭載、Android搭載スマートフォンやタブレット端末からの印刷対応、Super EA-Eco トナーおよび、LEDヘッドの採用による高画質化、従来比約1.5倍の印刷高速化などの強化を図ったA4カラーページプリンタ「Color MultiWriter 5850C/5800C」と、高速スキャナと操作しやすいカラータッチパネルを搭載したA4カラープリンタ複合機「Color MultiWriter 400F」の2機種。また、新製品は全て2016年度グリーン購入法に対応している。
希望小売価格はいずれも税別で、Color MultiWriter 5850Cが8万9800円。Color MultiWriter 5800Cが7万9800円。Color MultiWriter 400Fが12万4800円。11月28日に出荷を開始する。
A4カラーページプリンタのColor MultiWriter 5850C/5800Cは、無線LANの標準搭載やモバイル端末との連携を強化した製品。無線LAN搭載により、店舗では設置の自由度を広げるとともに、教室や会議室ではAirPrintやGoogleクラウドプリント、Mopriaなど各種印刷規格やサービスを利用して、タブレットやクラウド経由で印刷が可能となった。
NFCを利用したタッチプリント機能により、Androidを搭載したスマートフォンやタブレットをプリンタの操作パネル部にタッチして、スマートフォン・タブレット端末上で指定したデータを印刷するといった使い方もできる。
また、従来(MultiWriter 5750Cと比べ)より粒子が細かくなり、定着状態が安定化したSuper EA-Ecoトナーによる精細な画質と、光源にLEDを採用したLEDヘッドによる1200×2400dpiの高解像度の印刷を実現。従来比1.5倍に高速化した毎分28ページのカラー印刷に対応した。
さらに、自動両面印刷機能の標準装備、従来比でトナー容量を3倍とした大容量トナーカートリッジの採用、給紙容量も最大850枚まで対応など、使い勝手と業務効率も向上させている。
Color MultiWriter 400Fは、Color MultiWriter 5850Cと同様のプリンタ機能に加え、スキャン、コピー、ファクス機能を搭載したA4カラープリンタ複合機。用紙の両面を一回のスキャンで同時に読み取ることができる1パス自動両面原稿送り装置を装備し、A4カラー原稿を毎分14頁で連続スキャン可能。A4原稿も約3秒でファクス送信ができ、複合機の機能も充実している。
また、MultiWriter初の4.3インチカラータッチパネルを操作パネル部に採用した。
さらに、NFCを利用したタッチスキャン機能で、読み取り原稿がセットされたプリンタの操作パネル部にAndroid端末をタッチすることで読み取ったデータをAndroid端末に取り込むことが可能。
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