日本航空(JAL)と、宏遠グループホールディングスは5月8日、共同出資会社であるJAL宏遠を設立(7月1日予定)することで基本合意したと発表した。
資本金・資本準備金は、2億円。出資比率は、JAL51%、宏遠グループホールディングス49%。
JAL宏遠では、国内外の多彩なネットワークを有し、航空貨物輸送に長い経験を持つJALの強みと、中国・北京を拠点に越境EC物流に関する知見・ノウハウ・施設を有する宏遠グループホールディングスの強みを生かし、日本・中国双方の架け橋となり両国社会に貢献できる企業となるべくチャレンジし、「一歩先を行く価値の創造」に向けて取り組むという。
具体的には、(1)日本企業と中国ECサイト運営会社間の商流マッチングおよび、売買仲介、(2)羽田空港隣接地に建設中の物流施設における商品の保管・管理、(3)同施設でのフルフィルメントサービス、輸出通関、国際航空輸送手配、(4)羽田空港から北京首都空港までの航空輸送、(5)北京首都空港で宏遠グループホールディングスが展開する越境EC通関センターでの貨物取扱い、輸入通関、個別配送、(6)中国向け越境EC進出に向けたさまざまな支援──の6つのサービスを提供する。
なお、両社は日本発中国向け越境ECビジネスにおいて、日本企業と中国ECサイト運営会社間の商流構築をサポートするとともに、中国の購入者に越境EC商品をお届けする高速一貫国際輸送プラットフォームを提供することで4月8日に合意していた。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス