Googleが米国時間5月8日、「Android Q」で53種類のノンバイナリージェンダー(男女どちらとも定義されない性自認を指す言葉)の絵文字を導入する方針を明らかにした。
これらの絵文字は、7日にベータリリースとして、「Pixel」シリーズのスマートフォンに配布された。今後は2019年内に、次期モバイルOSのAndroid Qに導入される予定だ。
GoogleのデザイナーJennifer Daniel氏はFast Companyの取材に対し、ジェンダーは複雑だと述べたうえで、次のように語った。「ジェンダーを単一の画像で伝えるのは不可能な話だ。(ジェンダーは)さまざまな要素で構成された概念であり、一定の範囲内で流動的に動いているものだ」
Googleから送られた絵文字の画像に添えられた説明によれば、裁判官のように、新しいヘアスタイルを追加するだけで済んだ絵文字もあれば、吸血鬼のように、衣装に工夫をこらすことが必要になった絵文字もあるとのことだ。ノンバイナリーの吸血鬼が首に巻いているのは、蝶ネクタイやネックレスではなく、チェーンだ。
「(これらの絵文字)すべては、われわれがお互いを見つめ合い、ジェンダーについて深く考えるきっかけになるだろう」とGoogleは説明の中で述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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