Slackは米国時間4月24〜25日に毎年恒例の「Frontiers」カンファレンスを開催し、同プラットフォーム内で利用できる多くの新たな製品機能やツールを発表した。
電子メールについて見ると、Slackは新たなブリッジ機能について、Slackプラットフォーム外のチームメンバーや共同作業者とやり取りする手段と説明している。たとえば、新入社員がいた場合、チャンネル内やダイレクトメッセージの中にその人物のユーザー名が含まれていると、ブリッジ機能によって「Gmail」または「Microsoft Outlook」の受信トレイにメッセージが転送される。
Slackは、Slackユーザーでない人も受信トレイから直接Slackメッセージに返信できるようにして、それらの返信をまたSlackに投稿できるよう、機能を拡張する計画だという。
もう1つの重要な機能のアップデートは、Slack上での「Shared Channels」(共有チャンネル)の拡張だ。2017年に提供開始されたShared Channelsは、外部のグループの共同作業者をつなげやすくすることで、双方がSlackの通信プラットフォームを利用できる共通のスペースを生み出す機能だ。Slackは2019年夏、「Enterprise Grid」上でShared Channelsのベータ版を利用できるようにする予定だと述べている。
Slackは、カレンダーについてもいくつかの発表を行った。特に注目すべきは、スマートミーティング提案機能の追加だ。この機能は、時間指定されたイベントに関する単語があると、その単語を拾い上げ、クリック可能なリンクに変換して、その人物の予定表に表示する。チームカレンダーに重点を置いたもう1つのアップデートは、Slackチャンネルで直接、すべてのチームイベントを確認しやすくするものだ。
Slackは、「Workflow Builder」と呼ばれるツールも発表した。同社によると、これは技術者でない人を対象に、Slack向けにカスタムのワークフローアプリを開発しやすくするツールだという。Workflow Builderはコード不要のGUIを備えているため、アプリ開発の技術的課題が大幅に緩和される。
Slackはまた、ナビゲーションや検索用に新たな統合インターフェースを導入する。現在、Slackプラットフォームには複数の検索場所があるため、左上の検索ボックスを通じてこれらすべてを1つの共通ナビゲーションハブに集約することを目指す。
多くの新機能は、今後数週間~数カ月をかけてそれぞれ個別に順次提供される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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