Facebookは米国時間4月22日、同社の法務顧問にJennifer Newstead氏を任命したことをブログで明らかにした。Newstead氏は米司法省の法律顧問であり、愛国者法(Patriot Act)の起草に関わった人物だ。
Cambridge Analyticaのデータスキャンダルに見舞われたFacebookが、その後も米国政府の調査や欧州の一般データ保護規則(GDPR)への対応を余儀なくされるなかで、Newstead氏はFacebookに参加することになる。
Newstead氏がトランプ政権下で司法省の役職に就いたのは2017年のことだ。Buzzfeed Newsは当時、同氏が2001年に発効した愛国者法の起草に関わったことを大きく取り上げていた。この法律は、同年9月11日のテロ攻撃を受けてGeorge W. Bush大統領が署名したもので、監視や拘束に関する政府の権限が強化されることになった。
The Hillが報じたように、米司法次官補のViet Dinh氏は2002年、2002年の司法省のプレスリリースで、Newstead氏の昇格について次のように述べていた。
「米国をテロから守る新たな米国愛国者法の起草を支援することを含め、多様な問題に対する強いリーダーシップおよび卓越した献身が、(Newstead氏の)今回の昇格につながった。彼女は同輩中の第一人者だ」(Dinh氏)
Newstead氏は、Facebookで法務顧問を務めるColin Stretch氏の後任となる。Stretch氏は、引き継ぎのために夏まで現職にとどまる予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス