テーマ投資サービスを展開するFOLIOと提携し、「LINEスマート投資」を提供するLine Financialは4月25日、LINEスマート投資において、「ワンコイン投資」のサービスを開始した。
ワンコイン投資は、LINE内の「LINEウォレット」から投資できるLINEスマート投資において、1日500円から積み立て投資が可能なサービス。積み立て金額は1日500円から3000円までで(編集部注:当初記事では3万円としておりましたが、企業側の仕様調整により修正いたしました)、500円単位で積立金額を設定できる。積み立て頻度は「週1回お手軽プラン」、「週5回平日プラン」、「週7回毎日プラン」から選択できる。積み立て時に口座への入金は不要で、「LINE Pay」残高、もしくはLINE Payに登録した銀行口座から、翌月初めに積み立て額が引き落とされる。
ワンコイン投資の申し込みは、(1)FOLIOの証券口座開設、(2)LINE Payの利用開始、(3)LINE Payへの銀行口座登録が必要だ。
投資に際しては、ロボアドバイザーが運用商品を自動で選択し、比較的リスクを抑えた国際分散投資をするので、自身で運用商品を選んだり、分析したりしなくて済む。ワンコイン投資の運用手数料は、預け入れ資産の年率1%と設定しており、最低手数料は月額100円としている。ただし、4月25日よりサービスを開始した場合、2020年4月24日までの最大1年間はこれを無料とする。
さらに、4月25日から6月28日の期間に、LINEスマート投資のワンコイン投資および「テーマ投資」で初めて投資をしたユーザーは、10万人に500円、100人に3万円をプレゼントするキャンペーンも実施する。なお、プレゼントキャンペーンは、FOLIOでの投資履歴があるユーザーは対象外となる。
ワンコイン投資サービスが狙うものは何だろうか。FOLIOの代表取締役CEOを務める甲斐真一郎氏は、「投資をしたことがない人、具体的には、主婦の方々に使ってもらいたいサービスだ」と話した。
「投資に興味を持つ主婦の方は多いが、元本毀損のリスクや、自由に使える投資金額など、始めるにはハードルがある」と現状を分析する甲斐氏。500円という少額から積み立てでき、リスクも抑えた投資が可能なこのサービスによって、主婦層のニーズに応えることを目指している。
「特に主婦層は、世の中と繋がっていない怖さを感じている」と推測する甲斐氏。「資産運用によってお金が増える増えないの前に、投資によって世の中と繋がることで、その人の人生が豊かになると思う。その効用が一番高く、かつ一番始めやすいのは主婦だ」と、ターゲット層の狙いを説明した。
さらに甲斐氏によると、LINEスマート投資で口座開設には至っていない訪問者の割合は、20代から30代の若い女性が多いという。「1年間積み立てても決して大きな金額とはならないが、投資に興味を持つ若い女性や主婦の方々に利用してもらい、資産運用の一歩目を踏み出してほしい」と語った。
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