パリのノートルダム大聖堂が大規模火災で壊滅的な被害に遭ったことを受けて、さまざまな支援活動が始まっている。
米連邦取引委員会(FTC)は米国時間4月22日、資金調達者や慈善団体になりすます詐欺について警告する報告書を発表した。FTCは、組織に寄付する前に考慮すべきこととして、以下の点を挙げている。
寄付したい慈善団体や資金調達者を「scam(詐欺)」「complaint(苦情)」といった語と共に検索してみる。FTCは、慈善団体を対象に寄付金の使途や運営について調査しているBBB Wise Giving Alliance、Charity Navigator、CharityWatch、GuideStarなどの団体を利用して、寄付したい資金調達者を入念に吟味することを推奨している。
もし誰かにどこかの団体に寄付するよう頼まれたら、ためらわずに詳しいことをすべて質問してみる。なじみのない団体に寄付する前に、その団体について調べる。
リサーチと質問に加えて、FTCはオンライン資金調達者が寄付金の行き先や提供方法を寄付者にきちんと説明すべきだと述べている。細則をわざわざ調べなくても、寄付金の一部が資金調達者への手数料となるかどうかが明かされているべきだという。
米国では、外国の団体への寄付が税控除の対象となるかどうかを調べるのに、米国税庁(IRS)のTax Exempt Organization Search(非課税団体検索)を利用することができる。FTCによると、クラウドファンディングサイトは通常、税控除の対象ではない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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