ふるさと納税サイト「ふるさとプレミアム」を運営するユニメディアは4月23日、2019年度税制改正大綱による、ふるさと納税の法改正に向けた返礼品開発を目的に、ソニー・デジタルエンタテインメント・サービスと事業連携したことを発表した。
同社によると、ふるさと納税の新しい指導指針として「地場産品」であることが強く求められているが、地場産品で広く人気のある返礼品を持つ自治体は少ないといわれているという。
そこで、ふるさとプレミアムでは、納税者がふるさと納税に求めるニーズと、地場産品であるという新たな課題を鑑み、地場の持つストーリーに着目。ソニー・デジタルエンタテインメント・サービスと協業し、地元出身作家や芸術家、漫画家などと協力して、独自のアートやポスター、インテリアといった希少品を返礼品としてプロデュースするサービスを自治体に提案していくという。
これにより、自治体は漫画、アニメ、アートといった新しい文脈での返礼品開発をリスクなく実施できると見ている。また、地元出身作家だけでなく、漫画やアニメに登場した舞台や施設といったアニメ―ツーリズム(聖地巡礼)と呼ばれるような観光収入につなげるストーリー開発も可能と考えているという。その第1弾として、1970年代の日本漫画史に大きな影響を与えた「谷岡ヤスジ」作品のアートコレクションなどを自治体に提案していく予定。
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