オフィス向けのキャッシュレスなミニ無人コンビニ「600」を提供する600は4月25日、ダイドーグループホールディングスから約3億円の資金を調達し、同子会社のダイドードリンコと業務提携契約を締結したと発表した。
同社が提供する600は、100社100通りの品揃えを実現するキャッシュレスのミニ無人コンビニサービス。必要なものをキャッシュレスで購入できるクレジットカード決済と、商品の売れ行きなど利用ユーザーの動向を定期的にレポーティングして、データに基づいた改善ができる点が特徴だ。
品揃えをカスタマイズできるため、オフィスビルのエレベーターやランチタイム時のコンビニなどでの行列で発生するロスタイムの解消や、業務時間の効率化が図れるという。2018年6月にサービスを開始し、東京23区内を中心に展開している。
スタートアップ企業から大企業まで幅広い企業に導入されており、設置契約数は75カ所を超えているとのこと。すでに累計商品販売数は3万個を超え、設置契約数と累計商品販売数は、1月末からの2カ月強でそれぞれ1.5倍に成長しているという。今後は、オフィスだけでなく、都内のマンション内の設置稼働も予定しており、居住者の日常の買い物や時間短縮といった利便性向上、周辺環境・利便性に合わせたライフスタイルを提案していくという。
今回、ダイドーグループとの提携により、ダイドードリンコとの営業協力、新サービス開発などによって短中期的なサービス成長を加速させるとしている。さらに、物流などのさまざまな知見を有するダイドーグループホールディングスが資本参加することで、中長期的な成長を実現する体制の構築を目指す。
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