一般社団法人キャッシュレス推進協議会は3月29日、同団体が主催する「プレミアム“キャッシュレス”フライデー」「キャッシュレスキャンペーン」の開始にあわせて、ローンチイベントを開催した。
プレミアム“キャッシュレス”フライデーは、2018年度最後のプレミアムフライデーである3月29日に、キャッシュレス決済各社や導入企業など42社が共同でキャンペーンを展開するもの。29日の15時~18時限定で割引額が増えたり、お得に使えるクーポンなどを発行。さらに、ゴールデンウィーク期間中を対象とした「キャッシュレスウィーク」も別途展開する。
経済産業大臣の世耕弘成氏は、「キャッシュレスとプレミアムフライデーがなぜ一緒なのか。この2つの取り組みには3点の共通点がある」とし、消費者の生活体験を変える取り組みである点、消費喚起を通じて事業者の売り上げ拡大を目指す点、どちらも食わず嫌いになりがちである点を挙げた。特に3つ目は、「プレミアムフライデーは、働き方を変えられない、変えるのは無理という思い込みがあった。キャッシュレスも難しくて複雑で危険という思い込みがある。心理的なハードルが高い両者だが、一度始めると非常に便利で楽しい。一過性ではなく継続できれば」と述べた。
また世耕氏は、経産省におけるキャッシュレス化も強力に進めたいと明言。「経産省にも店舗があるが、徹底してキャッシュレス化を推進したい。経産省の職員や国民のみなさまには、この機会を活用してお得に、便利にちょっと豊かな月末を送ってほしい」とした。QRコード統一のためのガイドライン整備(29日に公表)や、中小店舗でのポイント還元、導入支援などを通し、プレミアムフライデーとキャッシュレス決済の両方を推進していく。
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