セガのアーケード新作「クロノレガリア」を体験--思考性重視の戦略バトルゲーム

 セガ・インタラクティブは、アーケード用新作ゲームとして2月より「クロノレガリア」の稼働を開始。大型タッチパネル筐体を活用した1対1の対戦ゲームで、リアルタイムで進行するなかで素早くユニットに指示を出すアクション要素や、あらかじめデッキを組むカードゲームの要素を兼ね備えた“ノンジャンルバトル”をうたうタイトルとなっている。

ホーム画面。ボタンやレバーはなく、タッチパネルで操作する
ホーム画面。ボタンやレバーはなく、タッチパネルで操作する

  本作でプレイヤーは時の神「クロノス」となり、6種類のユニットから4人パーティを編成。敵陣に向けて出撃させ、相手のクロノスにダメージを与え、先にHP(ヒットポイント)をゼロにすることが勝利の目的となる。また、あらかじめ各ユニット6枚ずつのカードをセットをして戦いに挑む形となっている。全ユニットで共用できるカードはなく、すべてのカードがいずれかのユニットに属するものとなっており、例えば攻撃に特化したもの、回復などの支援を得意とするものなど、ユニットの特徴につながっている。

デッキ編集画面
デッキ編集画面

 カードは「武器カード」「魔法カード」「道具カード」の3種類。カードにはコストとなる「MP」が設定されており、それを使うことで使用することができる。武器カードを使うことで、ユニットをフィールドに出撃させることができる。また武器カードには攻撃力と、後述する移動カウントが設定されている。

 魔法カードは、指示を出したあと一定時間を経過することにより、例えば攻撃力アップやダウン、ユニットへの回復やダメージなどの効果を与えるもの。道具カードも基本的に同様の効果で、即時発動するのが魔法カードの違いとなっている。おおむね魔法カードは、発動に時間がかかるもの消費MPが少なかったり、強力な効果を発動したりするものが多い。

 なお、MPは時間経過によって回復するほか、カードをMPに変換することも可能。カードは一定時間によって「CARD」ゲージが回復し、1になると1枚の手札を補充することができる。

プレイ当初はオートドローのみだが、ランクVに到達もしくは30プレイをすると任意のタイミングで補充できるマニュアルドローに切り替えることもできる
プレイ当初はオートドローのみだが、ランクVに到達もしくは30プレイをすると任意のタイミングで補充できるマニュアルドローに切り替えることもできる

 カードについては対戦後に入手できるほか、ショップからカード召喚という形で、ランダムで入手できる。レアリティも設定され、基本的にレアリティが高いほど強力な効果を持つが、使用MPが多いなど、必ずしも使いやすいとはいえないところもある。

カード召喚はクレジットのほか、プレイ毎に押されるスタンプやキャンペーンなどで入手できる召喚チケットでも行うことができる
カード召喚はクレジットのほか、プレイ毎に押されるスタンプやキャンペーンなどで入手できる召喚チケットでも行うことができる

 お互いの陣地の間には5つのレーン(橋)がかかっており、そこにユニットを渡して敵の陣地まで到達すると、ダイレクトアタックとなりクロノスのHPを減らすことができる。移動はオートで、ユニットの移動カウントが経過すると、1マスずつ進攻していく。そして敵のユニットとぶつかり合うと、ユニット同士で戦闘となる。戦闘もオートとなっており、一定時間が経過するごとに、攻撃力のダメージをユニットに与えあい、ユニットが持つHPを削っていく。ゼロになると行動不能となり、そのユニットは一定時間使うことができなくなる。

バトル画面
バトル画面
相手陣地に到達すると、ダイレクトアタックとなる
相手陣地に到達すると、ダイレクトアタックとなる

 またユニットにはレベルも設定されており、カードの使用や戦闘で経験値が溜まり、一定値を超えるとレベルアップ。ユニットの最大HPが増加するほか、レベル4以上になると強力な武器カードとなる「神器」を使用することができる。

強力な武器カードである「神器」を使用すると、派手な演出とともに姿を変えてユニットが登場する
強力な武器カードである「神器」を使用すると、派手な演出とともに姿を変えてユニットが登場する

  このほか、ゲーム中に一度だけ使える「レガリア」があり、レガリアゲージがいっぱいになると、任意で発動可能。味方全体の攻撃力アップや、敵全体のカウントを一定時間止めるなど、戦況を一変させるほど強力な効果を持っている。これは対戦前に選択する形となっている。

強力な効果を持つ「レガリア」
強力な効果を持つ「レガリア」

 対戦の残りカウントが少なくなった後半戦では「クライマックス」が発動。レーンが短くなり、MPやCARDゲージの回復量が増え、よりスピーディーで大味な展開を楽しめるようになっている。

後半戦の合図ともいえる「クライマックス」
後半戦の合図ともいえる「クライマックス」

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