Uberは新規株式公開(IPO)で、100億ドル相当の株式を売り出す計画だという。Reutersが米国時間4月9日に報じた。テクノロジ業界のIPOとしては過去最大規模の1つになる見通しだ。
Reutersは事情をよく知る関係者らの話として、Uberは11日に米証券取引委員会(SEC)にIPOを申請する予定だと報じている。投資家向けの説明会(ロードショー)を4月末に開始し、5月上旬にニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場する見込みだと、関係者らは述べた。
関係者らがReutersに伝えたところによると、配車サービスを展開する新興企業であるUberは、900〜1000億ドルのバリュエーションを目指しているという。競合するLyftは3月にNASDAQに上場している。
UberとLyftは、いずれもスマートフォンアプリによる配車サービスを提供しているが、潜在投資家に対し、それぞれの事業の異なる側面を強調すると予想される。Uberは、フードデリバリーや空飛ぶタクシーなどの多様なサービスを展開するグローバル企業としてアピールするとみられる。Lyftは、Uberよりも小規模で、米国とカナダのみでサービスを展開しているが、Uberのような騒動とは無縁の安定した企業であることを前面に押し出している。
Uberの最高経営責任者(CEO)であるDara Khosrowshahi氏は以前より、2019年下半期の上場を目指すと公に語り、同社は2018年12月に新規株式公開(IPO)に向けた書類を非公開で提出していた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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