Bloombergによると、動画配信サイトYouTubeは、視聴者が物語に直接関われる番組の制作に乗り出しているという。「きみならどうする」形式のこれらの番組を統括するのは、「YouTube Originals」用の台本のない番組制作をYouTubeで指揮するBen Relles氏だ。
Google傘下のYouTubeは、世界で最も人気の高い動画配信サイトだ。競合のNetflixは2018年12月に、「ブラック・ミラー: バンダースナッチ」という、視聴者が異なるストーリーを選べるインタラクティブな映画の配信を開始した。この映画はNetflixのヒット作とみなされており、YouTubeもそのような番組の制作に乗り出そうとしているとみられることから、人気の高い各種動画共有プラットフォーム上に今後、さらに多くのインタラクティブな番組が登場することになるだろう。
番組に直接参加することによって、視聴者は異なるストーリーを追うことが可能で、ストーリー全体を楽しむために何度も異なる選択肢を試し、1つのプラットフォームに長い時間とどまる可能性がある。YouTubeやNetflix以外にも、「きみならどうする」形式の動画に出資する企業が存在する。Walmartは2018年10月、インタラクティブな番組を制作することで新興企業Ekoと提携した。投資額は2億5000万ドル(約280億円)と報じられている。
Googleにコメントを求めたが、直ちに回答は得られなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」