JOLEDは6月26日、印刷方式有機ELディスプレイを量産開始すると発表した。7月1日、石川県能美市に「JOLED能美事業所」を開設し、2020年の稼働開始を目指す。
JOLED能美事業所は、敷地面積が約10万平方メートルで、延床面積が10万4000平方メートル。基板サイズG5.5(1300mm×1500mm)、ガラス基板ベースで月産約2万枚の生産能力を備え、主力拠点となる予定。車載やハイエンドモニタ向けなどを想定した、中型サイズ(10〜32型)の印刷方式有機ELディスプレイを生産する。
JOLEDは、印刷方式による有機ELディスプレイの研究開発、量産技術の確立を進め、2016年に石川技術開発センターに、基板サイズG4.5、730mm×920mmの開発試作ラインを開設。現在、この開発試作ラインで製造する21.6型4K有機ELディスプレイを、医療用モニタやハイエンドモニタ向けに出荷している。
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