国際レコード産業連盟(IFPI)は、世界音楽市場に関する調査結果を発表した。2018年における売上高191億ドル(約2兆1285億円)は前年比9.7%増で、4年連続の増加という。
総売上高の46.8%に相当する89億ドル(約9918億円)が、ストリーミング音楽配信サービスに占められていた。同サービスによる売上高の前年比は34.0%増と大きく成長しており、2018年末時点で契約者が2億5500万人いたという有料サブスクリプション型ストリーミングサービスの同32.9%増が貢献した。物理メディアは同10.1%減、ダウンロード音楽は同21.2%減で、これらの減少をストリーミングサービスが補完した形だ。
物理メディアの不振に対し、ストリーミングを含むデジタル音楽の売上高は前年比21.1%増の112億ドル(約1兆2481億円)となり、全体の58.9%となった。ただし、ストリーミングを除いた売上高は23億ドル(約2563億円)で、前年の26億ドル(約2897億円)から減少している。
また、放送や公共の場所で流される音楽による売上は27億ドル(約3009億円)で同9.8%増、広告や映画、ゲーム、テレビなどで利用される音楽の売上は4億ドル(約446億円)で同5.2%増。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」